菅内閣は陰湿な左翼政権!
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菅民主党内閣が8日発足したが、安倍晋三元総理はこの日国会内で開かれた講演会、前日出演したBSフジの報道番組の中で、菅内閣について「陰湿な左翼政権」と厳しく批判した。
安倍元総理は菅総理がかつて日本人拉致実行犯である北朝鮮のスパイ・シンガンスの釈放嘆願書に署名したこと関して「シンガンスは原敕晁さんを拉致して、原さんになりすまし、日本と韓国で工作活動を行い、韓国で逮捕された。
シンガンスは横田めぐみさん拉致の責任者だったと言われている人物」と指摘。
「米国で9・11同時多発テロの実行犯の釈放嘆願書に署名したら大統領になることはあり得ない。
日本の国会議員は721人いるが、シンガンスの釈放嘆願書に署名したのは菅総理と千葉景子法務大臣の2人だけ。その2人が菅内閣にいるわけで、まさに左翼政権」と断じた。
安倍元総理はさらに菅総理がこれまで嘆願書署名について「いろいろ言い訳をしているが、菅総理が(北朝鮮を支援する)そのサークルに入っていたことは間違いのない事実だ」と語り、菅総理が国旗国歌法に反対した事実にも言及して菅内閣の左翼政権の本性を鋭く糾弾した。
(過去の映像がYOUTUBEで閲覧可能)
:参照http://www.youtube.com/watch?v=8XFnBDP4Baw
さらに安倍元総理は鳩山内閣当時の菅氏の財政・経済政策の発言を取り上げ、特に「増税すれば景気が好転する」と述べていることに関連して「増税しても社会保障の手当が必要で景気向上に結び付かない。成長戦略が欠落している」と批判。菅内閣は鳩山政権のバラマキ政策を転換することはできないと厳しく問題点を指摘した。
鳩山内閣は普天間問題の迷走によって日本外交の基軸である日米同盟を危機に陥らせた。元駐タイ大使の岡崎久彦氏は「鳩山総理退陣表明」を受けて産経新聞の「正論」(6月3日付け)で「安倍内閣は教育諸法の改正、国民投票法、防衛省昇格など、過去半世紀自民党政権ができなかったことを一挙に完成させた。辞職後そのことを論じた議論は皆無であった。
議論して、その是非を論じれば、功績を認めざるを得ないからであろう」と記している。
菅民主党政権は、まず国会・予算委員会の場で鳩山内閣の8ヶ月余を総括し、どのような政権運営、政策実行を目指すのか、国民に明確に示す大きな責任がある。
(安倍晋三事務所N)